大きくなるほど小さくなるもの

「大きくなるほど小さくなるものなんだ?」

たしか、なぞなぞでこんな問題があったけ。


息子の成長とともに、小さくなっていくものがある。

靴や服だ。

ぼくは「サイズアウト」という言葉を、息子が生まれてはじめて知った。

もうすぐ3歳になる息子。

これまでたくさんのものを使い、お世話になり、さよならをしてきた。

さっき言ったように、靴や服などサイズアウトして手放したもの。

また、抱っこ紐やベビーカーなど、使わなくなって手放したもの。

どれも、息子の成長が理由でいらなくなったものだ。

考えてみると、完全に壊れて手放したものはなかったような気がする。

唯一、靴だけはボロボロになって買い換えようとしたことがあった。
だけど、息子の足も大きくなっていてちょうど1サイズ大きなものにした。

だから、結局はサイズアウトして買い換える形だったのだ。

今日は公園で砂遊びをした。

砂遊びをした日は、家に帰ると靴の中に入った砂をコンコンと取り払う。
これが、毎回びっくりするくらいに出てくる。

こんな量の砂、いったいどこに入ってたの?というくらいに止まらない。
どこってそれは当然靴の中なのだけど、四次元ポケットかよ!と思う。
「エンドレス砂〜」とドラえもんの声で言いたくなる。

妻曰く、どうやらエンドレス砂は、子育てあるあるらしい。

また子どもあるあるでいうと、公園の水道で子どもが手を洗うと、だいたい靴が濡れる。

いつも気をつけるのだけれど、気をつけていてもだいたいちょっとは濡れる。

子どもが「じぶんであらう!」と言うともう絶対濡れる。

今日は手だけではなく、砂遊びの道具まで「じぶんであらう!」なんて言ってくれるものだから、丁寧に洗い終わった頃には、それはもう‥そうだった。

エンドレス砂も頭をよぎり、どうせずぶ濡れになった靴なのだからちょうどいいなと思い、家に帰ったら洗おう!と決めた。


そういえば息子の靴を洗うのは、意外にもこれがはじめてだ。


どんどん足が大きくなり、いまは16センチの靴を履いている。

15センチの靴を卒業するときは
「そろそろ洗わなきゃ」と思った頃に
「あ、でもそろそろ小さくなったきたか」となったのだ。

これまで、足の成長に合わせて次々と買い換えてきたから、
洗う必要がなかったのだ。


16センチのこの靴は、
大きさ的にまだまだ履けそうだったので洗うことにした。

でも靴の中敷を取ったときに、驚いたことがあった。

中敷の先の方が履き潰されてかなりすり減っていたのだ。
それも右足だけだったので、息子の足は右利きかと思ったりもした。

これまで、色々なものを使い古す間もなく、
体が大きくなっていった息子。

使い古したことが理由で、
ものを手放すということははじめてだ。

体が大きくなる成長とはまた違うタイプの成長を実感する。

たくさん遊んで、たくさん歩いて、行動がどんどん活発になっているということだ。


きっと、右足で踏み出したり、踏ん張ったりしているのでしょうね。

今度の休みは靴を買いに行こうと思います。


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