「今日のご飯はスパゲッティにしようか」
保育園の帰り道、息子に話しかけるとこう返ってきた。
「スパゲッティいやや!そうめんがいいの。つめたくておいしいで」
「つめたくておいしいで」の、なんとも魅力的なプレゼンに笑いがこみあげる。
「じゃあ冷たいスパゲッティにする?」などとつい言ってしまった。
冷たいスパゲッティなんて、冷やす時間が必要だしつくるのが大変だ(多分)。
と思ったのは束の間、その心配はほんの一瞬で消えた。
「いや、そうめんがいい!」
いま冷蔵庫にある野菜たち、スパゲッティによく合いそうなのが多いんだけどな‥。
そうめんか、、どう使おうかな。と、考えながら家に向かう。
ピーマンにズッキーニにアスパラ。
(こうして書いてみると緑ばかりで笑える)
保育園の帰り道でする会話はいつもだいたい同じだ。
今晩食べる夕食のことと、保育園で今日あった出来事について。
「今日はかけっこをして遊びました!上手に折り返しもできましたよ」
さっき先生が教えてくれたことを思い出しながら息子と会話をする。
折り返すときに、ピンクのタンバリンにタッチしたのだそう。
最近、またどんどんうまく話せるようになって、
息子の言葉から色々なことがイメージしやすくなった。
「〇〇くんとけんかしたの、きのでんしゃであそんでるときに」
けんかをしたけど二人とも泣かなかったらしい。
「今日は保育園でなにして遊んだの?」と聞いても「わからない」と答えることも多いけれど、今日は聞いていないこともたくさん話してくれた。
夕食の支度をはじめたとき、冷蔵庫を開けて、あらためて食材を見た。
「アスパラがダメになりそう、早く食べないとあかんなぁ」
とぼくが言うと妻がこう言った。
「アスパラは足がはやいなぁ」
その言葉に反応した息子が「え?アスパラってあしはやいん?」とちょっとびっくりした様子で会話に参加してきた。
そういうなんともくだらない奇跡が日常の中にはある。
「あははは!今日保育園でかけっこしてきたからな!」
たしか、ぼくが最後に言ったこの言葉で会話は終わっている。
しまったなぁ、、
ということは‥。
きっと息子の中でアスパラは、かけっこが得意なことになっている。笑
色々な言葉をおぼえていく息子。
まだ文字が読めるわけではないし、頭の中で文字を思い浮かべずにおぼえていく感覚ってどんな感じなのだろう。
言葉を音として捉えておぼえているのかと思うと、子どもって本当にすごいなと思う。
というわけで、アスパラガスを久しぶりに食べました!
ベーコンを巻いて焼いて。
いやー、アスパラベーコン最高!!
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