5歳の誕生日

エッセイ

2023.08.03

つい先日、誕生日を迎えた息子。
早いもので5歳になった。

ここ最近は、体重はほとんど変わらず、身長ばかり伸びている。
ついこの間まで、ころころっとした幼児さん感があったけれど、ずいぶんシュッと大きくなりお兄さんになった気がする。

でもでも、お出かけ先での「抱っこして」はまだまだ健在。
ショッピングモールなんかの鏡で、息子を抱えている姿が映るとき、大きくなったなぁとしみじみ感じている。

ここ毎年、息子の誕生日には家族旅行に出かけている。
今年もみんなの予定が合い、1泊2日の旅行に行くことになった。

いくつか、息子の好きそうな遊びスポットからどこに行きたいかをたずね、今年は名古屋にあるレゴランドに行くことになった。

＊＊＊HAPPY BIRTHDAY＊＊＊

去年のUSJでは一人で乗れず、動かない馬車にぼくと座っていたメリーゴーランド。
今年は一人で乗れた！！

水遊びをしたり、アトラクションに乗ったり、レゴを組み立てたり。
レゴランドは、息子くらいの子が楽しめる内容で本当に楽しかった。

子が楽しんでいる姿が親の楽しさにもつながっている。
ぼくら両親も一緒になって童心にかえって遊んだ。

好きなパーツを選んでオリジナルの人形を作るショップにて。
息子が作った我が家の3人。

レゴランドで元気に遊べるようにと、前日の晩に1時間早く寝た息子。
誕生日当日の朝は、いつもよりも1時間早く目覚めて、親を起こしてくれ「誕生日おめでとう！」と抱き合って喜んだ。

朝ごはんの準備をしているときふと時計を見ると、5年前のちょうど息子が産まれた時間だと気づき、当時の思い出が蘇る。

「5年前の産まれてきてくれたの、このくらいの時間やったわ」という話をした。
またそういう話しを理解する年齢になったことにも感慨深さがある。

激しい痛みの中、産むためにがんばる妻と、産まれてこようとがんばる息子。
二人の隣に付き添い、ただただ無事を祈り、見守ることしかできずにもどかしかったこと。

産んでくれて、産まれてきてくれて、ありがとうの気持ちでいっぱいだったこと。

本当に嬉しかったこと。

5年前の、あのときの気持ちを忘れたくないし、絶対に忘れない。

一日遊んだ体を癒してくれるホテルでの、我が家にとっては滅多にない飛びっきり贅沢なひととき。
名古屋の夜景を一望しながら、息子が好きな〝食べ放題〟。
息子から終始わくわく感が伝わって、大好きなフルーツをたくさん食べる姿を見て、旅行に来れてよかったと心から思った。

これから、息子が成長するにつれ、息子自身の予定も増えてきて。
こうした時間を作るのが大変になるかもしれない。
っていうか「親と旅行なんかいきたくない！」って言われちゃうときもきっとくる。

息子が楽しんでくれるうちは、できれば誕生日当日に。
でなくても7月のどこかでいいから、家族旅行を続けていけるといいな。

旅行2日目、朝食バイキングの名古屋飯がまた最高でした！！
息子が楽しみにしていたうなぎ。
こんなにおいしいうなぎを食べたことがなくて「うわー！おいしいー！」と高い声で、感激の様子でした。