ポケモンとアンパンマンしりとり

先月久しぶりに、いとこのお兄ちゃんお姉ちゃんと遊んだ息子。

ポケモンにどハマりしたのは、分かりやすくその日からだ。

これまで興味が、アンパンマンからトーマスにうつったときも、
トーマスからプリキュアにうつったときも、なんとなくじわじわだったのだけれど。

ポケモンのハマり方の早さにびっくりだった。
その日、じいじばあばからポケモンのキャラ図鑑を借りて帰ってきた。

アニメを見るようになり、ことあるごとに「いけ!モンスターボール!」のかけ声とともに、ボールや丸めた紙をこちらに向けて投げてくる。

たまに顔に当たるので「首からうえは?あてま?せん!」と伝えるぼくの注意にかぶせて、容赦なく「パパが、ずかんにとーろくされます」と言ってゲットしてくる。


ぼくはポケモン世代ではないのだけれど、数年前に「ポケモンGO」をしていたことがあったから、どちらかといえばポケモンGO世代(なんか、若い響き!)の人間だ。だから、少しだけどキャラの名前を言える。(ブースター、シャワーズ、サンダースはイーブイの進化系だ!)

ということもあって、この間ぼくと息子で「ポケモンしりとり大会」がはじまった!しりとりといっても、交互に答えるわけではなく、思いついた人がどんどん言って協力し合いより多くのキャラ名を言ってこ!という遊びだ。

「ポケモンしりとり」は定番なのか、歌にもなっているし、パズルの絵柄でもしりとりをモチーフにキャラが並んでいたりする。

ポケモンには809種類のモンスターがいるのだそう。
もしかすると、普通の言葉でしりとりをするよりも長く続く可能性は高いのかもしれない。

息子は、歌だったり、パズルで見た配列を覚えていて、連続でどんどん答えていく。

たまにはいれるタイミングがあれば、ぼくも答えていく。

でも、ポケモン初心者のぼくと息子の二人ではすぐに限界がやってくる。

困ったな、行き詰まった。

となるとき、横から初代ガチポケモン世代の妻がぼくらの知らないキャラ名を言ってきたりしてウケる。
ただ、ガチ世代が加わってきても、やっぱりポケモン名前しりとりは行き詰まってしまう。

そこでぼくはいいことを思いついた。

「よし!アンパンマンのキャラも言っていいことにしよう!」

息子も「うん、そうしよう!」とノリノリで、そのルールを受け入れた。

ところがどっこい。

アンパンマンに出てくるキャラのほとんどが「」で終わってしまうのだ。

「ちょっと待って!アンパンマンのキャラってほとんど「」で終わらへん?ほら、アンパンマ、カレーパンマ、しょくぱんま、ジャムおじさ!」

「ほんまや!」と顔を見合わせ、いったんターイムッ!しりとり中断。
」で終わるキャラ多い気がする‥といういやな予感を、たしかめることにした。

二人で「」がつくキャラクターを思いつくかぎり言い合った。

「バイキンマ、ドキンちゃ、コキンちゃ、だだんだ!!」

名前を言うたびに、どんどん興奮して、目は開き、声に力が入る。

「あかんあかん!「」がつくキャラクラーばっかりや!大丈夫なのチーズくらいやん!」なんて大げさに言いながら、二人でゲラゲラと笑い合った。


なんでもない日常の些細なひととき。

うまくいかないこと、しんどいこともたくさんあるけれど。

大切な人と、こんなくだらないことで笑い合える時間を、心から幸せに思う。

そして、世の中には、アンパンマンしりとりほど、危険な遊びはないと思う。



正月の休み。立ち寄ったゲームセンターで、ポケモンのゲームとアンパンマンの乗り物で遊びました。
最近はアンパンマンのアニメをまったく見ないので、ちょっと気持ち離れちゃったのかなと思っていましたが、まだまだアンパンマンは好きなのだそう。
お兄さんになっていくのはもちろん嬉しいけれど、まだまだアンパンマンが好きーってなっている姿を見られるのが嬉しかったな。


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